Nature kitchen|卓上菜園ジャーナル

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卓上菜園のメリット・デメリットまとめ

野菜やハーブを室内の卓上で育てて食べる、卓上菜園が人気です。今回は、卓上菜園がなぜ支持されるのか、そのメリットとデメリットをまとめました。

卓上菜園、人気の背景とは

近年、食の安全性や異常気象による野菜価格の高騰など、将来の食に対する不安が顕在化してきています。 そこで、人々がより自然な生き方やライフスタイルを模索する中で、「農業」と「食」の距離がグンと縮まる、新しい暮らしのデザインが今、注目を集めているようです。
その中で、本日こちらのコーナーで紹介するのが卓上菜園です。

卓上菜園のメリット

  • 誰でも簡単にはじめることができる
  • インテリアとしても利用価値が高い
  • 天候や病虫害による被害が少ない
  • 水やりの管理や収穫が容易
  • 大人が楽しむだけでなく、子どもの食育にも役立つ
誰でも簡単にはじめることができる
まず、畑やベランダなど、場所が確保できない場合でも、卓上菜園ならば室内でコンパクトに育てることができるので、農業のように大掛かりな場所や資材を用意する必要がなく、誰でもすぐに始めることができます。
インテリアとしても利用できる
実際に育てて、収穫するだけでなく、成育中の作物を展示して観て楽しむことができます。植物を適切に選べば、室内のテイストに合わせたインテリア空間を演出できます。インテリア性と実用性を兼ね備えたお部屋アイテムとして活躍します。
天候や病虫害による被害が少ない
作物を露地やベランダで育てていると、台風の時に生きた心地がしませんよね。いつベランダの作物が強風になぎ倒されてしまうか、心配で夜も寝られなくなります。その点、室内ならば安心して作物の生育を見守ることができます。
水やりの管理や収穫が容易
庭やベランダへ出るのが面倒だと感じることってありませんか。住まいと圃場(畑)が離れていればいるほど、まとまった時間を確保しない限り管理を行うことは困難です。卓上菜園ならば、常に室内で目につくので、ベランダや庭に比べて管理をしやすい傾向にあります。またそれでも大変という方は、省力型卓上プランターや全自動制御の卓上菜園システムがあれば、管理はもっと容易になります。
大人が楽しむだけでなく、子供の食育にも役立つ
育てて食べるという行為自体、とても意義のあることです。自然界と人の社会との関わりが見えてきたり、植物の成長が日々確認できたり、小さいお子様にとっては発見の連続でしょう。そんなお子様の心が成長するきっかけを用意しながら、ちゃっかり大人も子供と一緒に童心にかえって楽しんでしまう。それが卓上菜園の醍醐味です。

卓上菜園のデメリット

  • 光が足りない
  • 夏場の管理が難しい
  • 自給自足をするほど採れない
光が足りない
作物は光のエネルギーを利用して、自らの体(バイオマス)をつくります。そのため、光は必須となりますが、室内で太陽光が十分に当たる場所は限られています。特に多くの光を必要とするトマトなどの作物を室内で育てることはとても難しくなります。照明を設置することで光の問題をある程度解消することはできます。
夏場の管理が難しい
日中、気温が35℃にもなる夏場は、室内の温度も高くなりがちです。特に、お出かけのときなどは家を閉め切って外出すると、室内は40℃近くの温室になってしまうこともあります。高温による被害は、熱帯魚などの生き物と同様、植物や土の中の微生物にも起こるため、夏場の管理は注意を要します。
自給自足をするほど採れない
自分で食べる量をまかなおうとすると、それ相応のスペースが必要になりますが、場所をとらないことが卓上菜園のメリットの一つにもなっているので、どちらを優先するか、とてもむずかしい判断になるでしょう。

まとめ

これまで見てきたように、食の安全性や作物の価格高騰の問題を受けて、誰でも簡単にはじめられる卓上菜園には大きな魅力があります。畑やベランダなどがなくても、室内でコンパクトに始めることができることや、管理が比較的容易なこと、インテリアとしても楽しめるといった良さがある一方、夏場の管理や日射量の問題、収穫量が少ないといった弱みもあります。

総合的に見た場合、卓上菜園から得られるものはあっても失うものは少ない、というのが記事をまとめた感想です。 卓上菜園は進化し続けているので、ぜひご自分に合ったものを一家に一台設置されてみてはいかがでしょうか。

すべての食材でないにしても、自分の手で作物を育て、収穫して、食べるという行為は、 人が生きていく上で、とても大切なことではないでしょうか。

先行き不安な日本の農業事情や食事情をみると、体に安全でおいしい農作物を手に入れるということは、 簡単そうに見えて実は困難になっていくだろうことが予想されます。 こんな時代だからこそ、自分で育てて収穫できるライフスタイルが、これからも人気を集めていくのだろうと思います。