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茶道に息づく日本文化

2012年05月02日
茶とは日本人そのもの

新暦の5月2日頃は「八十八夜」と呼ばれ、静岡のお茶も収穫の最盛期を迎えます。
もともと、この日に摘んだお茶を飲めばその年は無病息災でいられるといういわれもあるくらいで、これは当時お茶がまだ珍しかった頃、田植え[稲作の「米」の字は八十八と書く]を目前に控えて八十八夜の茶を飲むことに、縁起をかついだ名残ではないかともいわれます。

ところで、茶とは日本人そのものを表わすようです。
その昔、今のように世の中が娯楽で満ちあふれていなかった頃、 何でもない毎日を楽しく過ごす、そんな人々の生活の知恵に満ちていました。

茶道も例外ではありません。 細やかな茶の作法の一つひとつに、 自然のもつ潜在的な魅力を全身全霊で感じようとする、 日本人の奥ゆかしい心の姿がにじみ出ているようです。

そもそも、「茶」という字は、[草と木に人が囲まれている]と書きます。 自然に囲まれて育まれてきた人の姿を、茶の文化に垣間みることができるのです。