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清沢集落を訪ねて

2010年03月22日
清沢集落

静岡市街から北に40分程車を走らせたところに、清沢集落はあります。
ここは、鎌倉時代の高僧・聖一国師(1202〜80年)が、宗から持ち帰った茶の実を、初めて蒔いた場所ともいわれており、本山茶の生産地として有名な地域です。また、猪も多く出没することから、最近ではイノシシを清沢の名物にしようという動きもあるのだとか。 タイトルの写真は牡丹祭り(猪を花札では牡丹というらしい)の様子で、朝から100名近い大勢のお客様で賑わっていました。

清沢を訪れたのは、今、マイブランドとお茶の専業農家・清光園の杉山さんと共同で開発している新商品の打合せのため。 杉山さんは、緑茶に対する情熱をもたれていて、清沢の茶文化を広く世の中に伝えていきたいと熱心な方です。そのためか、新しい試みにチャレンジするにあたって大変寛容なのです。

お茶の清光園

お茶の清光園

100年変わらぬ昔ながらの製法から生まれる純粋無垢なお茶は、大自然が育んだ深い香気を放つ。

杉山さんのお宅は、お茶農家として8代目、約100年の歴史ある旧家。農主の杉山渉さんは、堆肥等による土づくりに力を入れ「エコファーマー」として認定を受けています。背が高くダンディーな雰囲気漂う中に、お茶と向き合ってきた職人としての誇りが見え隠れしています。農主の渉さんを隣で支える八千代さんは、日本茶インストラクターとして、お茶の良さを多くの人々に伝えています。マイブランドとの協同プロジェクトが実現したのも、明るくチャレンジ精神旺盛な八千代さんとの出会いがあったからでした。

純粋無垢な山麓煎茶

山麓煎茶

写真は無農薬の手揉み茶。あえて火入れをしすぎないことで、茶葉一本一本の芯をきれいに残している。

清沢でつくられる緑茶は、縄文時代の地層が残っているといわれる水はけのよい大地と、標高200~800メートルの急傾斜地で朝霧に包まれる環境で育まれ、深い香気と澄んだ黄金色(こがねいろ)の水色、そして甘みと渋味の絶妙なバランスを兼ね備えた、控えめでありながら燐としている緑茶です。

清光園さんと一緒に、マイブランドが一番最初に取り組んだのが、「お茶姫シリーズ」でした。 これは、同じ緑茶でも個性があるということを、姫君の個性になぞらえて、擬人化するというコンセプトで進めた取り組みでした。
みんなに愛される才色兼備の優等生「やぶきた姫」、太陽をたっぷりと浴びて育ったまっすぐでさっぱりとしたはねっかえり・・・・・・娘の「おくひかり姫」、それから厚くふくよかで健康的な「さやまかおり姫」という具合に、どれも火入れ加工をしていない「すっぴんの美人」としてキャラクターを設定しました。

癒しとふるさとの文化を未来へ

神楽や庚申祭、囲炉裏を囲んだ宴会の風景。 清沢には、山間集落ならではの歴史文化がいまでも生き続けています。清沢の人の温かさ、歴史・文化の重厚さ、自然の清らかさ、そのすべてを未来へ託すため、今こそ山間集落を訪れてみる価値はあると思います。